2008年01月

2008年01月30日

意外な弱点

 最近は寒いので、下にインナー的な薄いやつを着ていて、それはジーンズにインしているわけだけれど (何せ背中が寒いので)、今日着ていた茶色と青のボーダーのはちょっと丈が短いので、腰をかがめたりするとすぐに背中が出てしまうのである。すると寒いので引っ張ってジーンズにインし直す。
 で、本日何度目かのジーンズにインのさいに、なぜか拇指がありえない場所を突き抜けた感覚があった。「……おや?」と思って見てみると、ばっちり服を貫通している。ちょうど茶色と青のボーダーの境目のところ。
 ええええぇぇぇ。
 何で破けるんだよ。別にそんなに爪伸びていないし、いくらインナー的な薄い素材だからって……、境目か? 境目が弱いのか? そこが弱点なのか? 攻められたら困るところなのか? たまらないのか。


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2008年01月25日

いつものことではあるのだけれど

 用事があって某所へ出掛けるも、初めての場所だったので方向音痴の私はやっぱり迷った。「歩道橋が見えてくるのでそこを曲がって……」などと説明されていたのだけれど、行けども行けども歩道橋なんて見えやしないよ?
 電話をして再度目印など含めて道順を訊くも、やっぱりちんぷんかんぷん。「今、どちらですか?」……それが判ったら電話しないです。何かコンビニが近くにあります。コンビニなんてどこにでもあるけど。くそう、便利だけど目印にならないよ、コンビニ!
 電話の向こうの人も相当心配になったらしく、取り敢えずこまめに目印を言ってゆくのでたどり着いたらその都度電話ください、とのこと。はい、ご迷惑おかけします。しかし最初の目印にさえたどり着けず十数分さまよった私は、電話をする前に向こうから電話をもらうことに。「大丈夫だから落ち着いて!」……何か相当心配かけたらしい。
 ちょびちょび進んでは電話をしいを繰り返すこと四十分ほどで (途中コンビニの店員さんにも訊ねたりした)、ようやく目的地周辺の最終目印が見えた! 「がんばって、あと少し!」と電話の向こうのお姉さん。ありがとう! でも私はいったいどこのマラソンランナーだよ。
 そして最終目印が見えているにも拘わらず、どの建物が目的のそれか判らずここでも十分くらいさまよった末、ようやくたどり着くことが出来たのだった。
 極度の方向音痴っぷりに泣けてくる。まずは、ゲーム内のダンジョンで迷わないようになる努力から始めようかと思うんだ……。


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2008年01月22日

何か茶色くて細長いのになる。

 本日の晩ご飯。鱈鍋。具をよそった器にほぐれた身らしきものが浮いていたので摘まもうとしたら、幼虫だった。一センチくらいの。たぶん春菊についていたと思われる。ああ、何てこったい、すっかり煮られてご臨終になってしまわれたあととは……。
 今度はちゃんと生きているうちに発見して飼育したいものです。


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2008年01月21日

てのひら怪談2だだ洩れ感想20

【未練の檻/都田万葉】
女の怖さ:★★★★
濃厚さ:★★★☆
安定感:★★★

 女のどろどろテーマに加えてこう濃い文章だと、読んでいて少し息切れしてしまうきらいがある。けっして悪い作品ではないしガジェットもよいとは思うのだけれど、人によっては敬遠されてしまうのではないかなあと、そのへん少し残念に思う。たとえばきつくつけられたボタン描写があるのだから次の文章で説明しすぎることはないと思うし、そういう意味でももう少し抑えた文章のがよかったのじゃないかなあ。

【水恋鳥/阿丸まり】
切なさ:★★★
怪談度:★★★
柔らかさ:★★★☆

 水恋鳥という、真っ赤な自分の嘴が怖ろしくて水が飲めないという鳥に焦点を宛てて描写しているのだけれど、その裏側に三谷のばあちゃんとばあちゃんをいじめ殺した息子、という構図が浮かび上がってくるところがうまい。いじめ殺されてもなお息子を案じて出てくるばあちゃんの姿が切ないし、方言もその雰囲気を守り立てるのに効果的だと感じた。

【呼び止めてしまった/根多加良】
ねじれ:★★★★
奇抜さ:★★★★
不安感:★★★

 超短篇のねたかん。彼の文章は狙っているのかそうでないのか日本語がぎこちないことが多くて、そのざりざりとした感触が時にとてもよい効果を生むのだけれど、この作品もそのざりざり感がよい効果を挙げていると思う。だいたい状況からして奇妙にねじれているし。「ゲタゲタガハガハ」という擬声語も印象的。でも、何で「ゲタゲタガハガハ」で統一しなかったのかなあ。最後の笑い声だけ「ゲラゲラ」なのが、何か気になる。惜しい気がする。

【シャボン魂/岩里藁人】
切なさ:★★★★
美しさ:★★★
柔らかさ:★★★

 これは読み返すたびに味が深まってゆく作品だなあ。シャボン玉=魂という構図は珍しくはないと思うのだけれど、そういう馴染みやすい感じだからこそ訴えかけてくるものも大きいのかな。少女へのキスは一見そこだけ異質な印象を受けるのだけれど、この部分があるからこそラストでのイメージがより膨らむし、たんなる予定調和なものから一歩脱け出たものになっているのだと思う。

【赤き丸/クジラマク】
奇抜さ:★★★★
不安感:★★★★
奇妙さ:★★★★

 冒頭を飾るにふさわしい素晴らしい作品だと思う。ブリーフ一枚のピエロと、ピエロが赤い鼻をぽんぽんと押しつけてゆくという情景がいちいち素敵だし、それを語る口調が淡々としているからこそよけいに不気味さが増す。女性のピエロもブリーフ一枚らしいのは逆にいいと私は思うなあ。奇妙に崩れている世界で、そこだけ常識的でも何か変だし。仮にみんな素っ裸だったとしても、魅力が半減することはないはずだ。

*

 ということで100作全部の感想終わり。お粗末さまでした。どんなへっぽこ感想であれ、書くからには変に褒めるだけじゃやる意味ないだろうと思ったので作品によってはけっこう辛辣になってしまったものもあるかもしれません。でも私はそう感じたわけなので訂正する気はありませんし、評価なんて人によって様々ですから、「そう感じる人も居るのね」くらいで受け流してくれればよいのじゃないかと思います。少なくとも私は自分の作品のここが駄目だったと忌憚なく指摘してもらえるほうが嬉しいです。
 ただ、自分の書いたことにはきちんと責任は持ちたいので、もしも「あまりにもこれはひどい、不快になる」とかいう意見があればメッセージなり何なり戴ければと思います。
 って、こういうことは最初に書いたほうがよかったんじゃないか。まあいっか。


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てのひら怪談2だだ洩れ感想19

【石に潜む/白ひびき】
奇妙さ:★★★
もやもや感:★★★
やるせなさ:★★★

 私は虫入り琥珀が欲しいです。そのうち買いそう……一万あれば買える。これは800字で書くにはやや窮屈だったのじゃないかという印象があるなあ。石についての描写もそうだし、全体的に筋を追うのでいっぱいいっぱいという感じで、どうにも具体的なイメージが湧きにくい。結果とても味の薄いものになってしまっている気がする。龍がどうにもミニマムサイズっぽいのも迫力に欠けるし気にかかるところ。

【阿吽の衝突/暮木椎哉】
可愛さ:★★★☆
ポップ度:★★★
奇妙さ:★★★

 まずタイトルがうまいよなあ。で、作品を読んでやられたなあという感じがした。情景を想像すると実にコミカルで面白味があってよい。描写や雰囲気作りも叮嚀にされているところも好印象かな。まわりの住民も「ああまたやっているなあ」という感じなんだろうな。阿吽の衝突の理由を母が何を悩むこともなくするっと語るところが、実に深い。

【石がものいう話/高橋史絵】
女の怖さ:★★★
教訓:★★★
雰囲気:★★★

 こういう形式の話はやはり怪談ととても相性がよいのだろうな。後半妙に説教臭くなるところも含めてカラーとしていいのかな、とは思う。ただ個人的には、何か周氏へ落ちた火柱からあとのくだりが私怨によって生じている印象が強すぎるのが馴染まない。鬼神が高らかに笑いながら天空に上ってゆくところとかよいと思うのだけれど、漂う説教臭さと私怨を同列に扱えないのかもしれない。石の大きさもちょっと気になる。

【赤地蔵/狩野いくみ】
安定感:★★★★
壮絶さ:★★★★
奇抜さ:★★★

 これはとてもよかった。文章も巧い方だし、要所要所の擬音語がイメージを膨らませてくれてよい味を出していると思った。多用しすぎると陳腐になるきらいがあるけれど、この作品ではそういうこともなく。地蔵も怖けりゃ赤子も怖い。このうち鬼なのは片方だけだけれど、状況を見る限りじゃすぐにどっちと判断出来ないところがまたポイントだろうな。揺るぎない正義なんていうものには疑問を感じるたちなので、最後まで「どちらが鬼だったか」をぼかしておくという試みは私的には好き。

【深夜の騒音/宮間波】
不安定感:★★★
物寂しさ:★★★
もやもや感:★★★

 怪談か怪談でないかでいえばこれは怪談でないと私は思う。もしこれに怪談足りえている部分があるとすれば、それは、
こんな感じの心理なんじゃないかと。
13.bmp
 要するに怪談話のなかに混じっているから読み手としても半ば好意的にそのように解こうとするのであって、そういう意味ではこの作品は独立して成立しているとは言えないのじゃないかと思うわけで、もっと怪異を強めるなりバイクの音について言及するなりあればよかったのになあと思う。迷惑ならばやっぱり警察に通報すべきだと思うのに、何でこの主人公はどこまでも他人任せなのかなあ。


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